うぃんつり3.1

情報系研究所准教授(32)のブログです。Twitter/Facebookができてからは、海外出張時における仕事外の話を書くだけの場になってしまっています。

ICPC

ICPC東京大会2010事後報告 (5)どうでもいいこと編

その他しょうもないこと.


各チーム名面白かったです.どうしても読みようがないチーム名もあり,全チームに読み方確認メールを送ったのですよね.

((^(^(^(^(^o^)^)^)^)^))
↑ 一大ブームを巻き起こした「ヒュンヒュン」


チーム紹介スライドに「入力: D-SUB 入力信号なし」というまるでプロジェクタ側の出力のようなスライドが混ぜ込まれていて,当日司会をやっていてあせりました.ウィルスや怪奇現象説もあったのですが,後日ゆっくり見直したら犯人がわかりました.スタッフ学生さんに編集をお任せしていて,事前にちゃんと見直す時間がなかったのですよね.くそぅ.


ICPCカステラ!
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4年ほど前に国際会議をホストしたときに作っていたものがすごかったので,注文させてもらいました.例年大学がホストをするときと違って,余興に**部を呼ぶみたいなこともできませんし.

思っていた以上に高かったです.ICPCの風船3色+絵を描く白の計4色で4斤サイズでけっこうなお値段.

ポスターのデザインを基に,学生さんが間違い探しを埋め込みつつ作ってくれました.間違い探しをしてもらう機会がありませんでしたが...


最後のエクスカーション(スポンサー企業ツアー)は,引率でリンクレア,GREE,IBM(箱崎)という社風違いすぎの3社を回ってました.大学2,3年生向きだとこんなもんかなぁと思いながら,研修みたいなゲームとか会社紹介とか聞いていて,まぁ楽しかったです.この日はすっかり力尽きていて,自分の仕事がひどいことになってしまいましたが...

ICPC東京大会2010事後報告 (4)当日編

続き.

当日はもう何かあっという間に駆け抜けた感じです.


あらゆるところで直前まで,配布物印刷&パッケージングやらtwitter更新やら会場設営やらの指示出し.自分が前に出てしゃべる資料作りもギリギリ.

自分がすべてのボトルネックになって,事前にできることも直前や当日になってしまったり,説明・指示をせずに自分で抱えてしまったり,今回は自分が悪いところが多すぎました.

それでもうちの学生さんが走り回ってすべて吸収してくれたことに感謝.


自分は見ていただけですが,一番頑張ってくれたのはシステム周り.本番の会場は金曜の午後から使えるようになり,当日土日も含め、8時半から21時の間しか使えない.

が,土曜に選手にリハーサルをやってもらった際に諸々失敗したので,翌日日曜の本番までに配置や設定を変更することになったのです.土曜,会場が閉まる21時までに新しい配置・設定でのテストをするとともに,35台のPCを運び出し.夜の間に設定変更.会場が開く翌日8:30に再度運び込んで,配置,ケーブル類をつないでテスト.多少開始時間を遅らせることになりましたが,本番は無事動いて何より.

会場はうちの研究所と同じビル内ですが,うちの研究所で持っている部屋ではなく,お金を払って借りておりネットワークや使い方等の制約もあるのでこういうことにもなりました.お金とのトレードオフのとりどころの問題ですが,別の部屋もおさえておいたりすればまた変わったのでしょうが...

何にしても無事終了してよかったです.


も少しだけ続きます.

ICPC東京大会2010事後報告 (3)準備編

さらに続き.

振り返ると,自分にとっては今年の2月に世界大会決勝に呼んでもらったのが今回の運営のスタートでした.マイナス25度のハルピン.競技の本番前に雪で I C P C とか作らされて選手がかわいそうとか思わなくもなかったですが.そのときにもらったオリジナルダウンジャケット,東京にいる限り着る機会はなさそうですが,押し入れの中でけっこうな存在感を放っています(この前引っ越したときに捨てようかとも思ったけど一応とってあります).


ICPCは毎年ホスト(校)を持ち回りで変えています.これは世界的には珍しいです.確かに各校(うちは校ではないですが)の意識・認知度等高まるのですが,毎年ノウハウがない状態から運営がスタートすることとなります.

ハルピン行く前くらいの時期(1年前)にきちんと競技実施の要件を理解,検討して,具体的に部屋の配置を検討,検証し,多少お金がかかってでも予約変更等しておけばよかった,というのはあります.うちの建物の運営,ネットワーク等の制約をよく知っているのはうちらなわけですし.また明日書きますが,実際には当日(選手が来て1日目にリハーサルをした後の夜中)にやり方を変えることになったのですよね...

ちなみに自分は9年ほど前に国内予選に出てさっくり予選落ちしただけくらいの経験しかありませんでした.


その後7月に国内予選.これはインターネット上なのでほとんど審判団にお任せ.

秋からのアジア地区予選本選の準備はもうドタバタ.科研費申請でいったん中断して,再開したときにはけっこう諸々遅延状態.まぁその間に止まった研究進捗も致命的かもしれないですが.

自分の仕事は,主に各チームやゲストの把握と諸連絡,問い合わせ対応,Web & twitter,配布物準備,食べ物&飲み物準備,賞品準備など.

その中で賞品探しは半ば現実逃避になっていたかもしれません.
  • 車内広告にいっぱい出ているmamemoを買ってみたり
  • Java関連の余興コンテストの賞品向けにJava Teaバームクーヘンを買ってみたり(電話かけて「この じゃわばうむ っていう商品の包装に Java ってアルファベットで書いてありますか?」と聞いて笑われた)
  • その余興の関連でパックマン30周年記念限定Moleskineノートを買ってみたり(自分の案ではないですが)

ICPC東京大会2010事後報告 (2) 「アジア地区予選」?編

昨日の続き.

今回ホストさせていただいたのは「アジア地区予選」の東京大会です.アジア内の交流促進のため,アジア内のチームは自国の予選大会の他に,もう1つの予選大会にも出ることができます.今回の東京大会にも,台湾,中国,韓国,シンガポールからの参戦がありました.


1つのチームが1つまたは2つの大会に参加することになるので,世界大会への進出チームは,チームの成績を総合的に考慮して選出されます.「東京で3位」のチームと「東京で7位,韓国で2位」のチーム,さぁどちらを選ぶでしょう,という.そこはアジア地区を仕切る方々のお仕事で,ルールは知りません(自分のところは,アジア地区内の東京大会2010の仕切り).


今年からアジア地区のルールが変わっていて,アジア内がさらに3つの区域に分割されており,その区域内で世界大会への進出枠を競い合うことになっています.日本のチームの場合は,台湾,香港,韓国,東南アジア諸国のチームと同じ区域で,この区域が持っている世界大会進出枠をかけて競い合ったわけです.

が,中国本土は別の区域です.東京大会に来た中国チームは,そっちの区域が持っている世界大会進出枠を得るためにいい成績を残そうとしていたのです.中国本土のみの特別ルールで,「他の区域で1位か2位になったら,中国本土を含む区域の持っている進出枠をあげる」ということになっているようです.上海交通大は見事2位でしたね.

中国は人も多く大会の開催箇所も多いので,アジアの中でも他の国とは立場が大きく異なります.周辺諸国に大量に殴り込んでいって不平を言われたり,いろいろあるようです.


まだまだ続きます.

ICPC東京大会2010事後報告 (1) 競技基本編

土,日,月とACM-ICPCアジア地区予選東京大会でした.今までいろいろイベント運営をやってきましたが,かつてなくいっぱいいっぱいでした...

まず競技自体の基本のお話.


ICPCはACMが35年ほどやっている国際大学対抗プログラミングコンテストです.3人一組のチームでプログラミングの「問題」を解いていきます.

ここでの「問題」とは入力に対して出力が一意に決まるようなものです.「正しいプログラム」であることは審判によるテストで判定されます.お題は,城攻めやらチョコをみんなに配るやらテトリスのブロックで建築を行うやら,いろいろ楽しいもので,実際のプログラミングは動的プログラミングや探索やらいろいろ.今年の問題はこちら

今年の順位表はこちら.より多くの問題を解くとより上位で,解答数が同じ場合,より短い時間(誤答へのペナルティ含む)で解くとより上位です.今年の場合だと,5時間の制限時間内に,10問中3問解けば35チーム中16位内に入りました.トップの東大のUSAGI Codeというチーム(学部1,2年!)は,時間ギリギリでまさかの全問正解.

ICPCの順位表は競技中もリアルタイムで更新されていきますが,結果発表を面白くするために最後の30分間は更新しませんでした.30分前には上海交通大のチームが1位,東大のUSAGI Codeが2位だったところ,終了10秒前とかにUSAGI Codeが逆転というエキサイティングな展開でした(運営側にはわかっていたけれども,発表は2時間ほど後の表彰式で).


今回全問正解が出ましたが,ICPCのポリシーは,
・ どのチームも一問は解けるように
・ どの問題もどこかのチームに解かれるように
・ どのチームにも全問は解かれないように
です.問題を作る方も大変です(それは審判団のお仕事なので関与していません).


まぁ現実には正解のある問題は最初からあるわけではなくて,自分が解くことにする問題をうまく定義して,その動機付け,正当性・妥当性を人にきちんと説明することの方が多いのでしょうけどね.あまりパターン当てはめみたいになってると面白くないとも思いますが,ここまで様々なアルゴリズムをきっちりと理解し使いこなしているのはやはりすごいです.


続きます.

ACM-ICPC Tokyo 2010

以前から書いているように,今週末がACM-ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)のアジア地区予選東京大会です.7月の国内予選を勝ち抜いたチーム+海外からの参戦チームで競います.東京以外での結果も踏まえてアジアからの世界大会進出チームを決めます(アジア内では交流促進のため,チームは自分の国以外の大会にも出られるので).

各チームへの連絡やら賞品の購入やらやっているのでいろいろ面白いこともあるのですが,ネタバレ要素もあるので書きません.

当日はtwitterでの実況があります.あと,みんながわいわいプログラミングしているという地味な風景をustで観られるかもしれません.リアルタイムでの順位変動はわかる人には楽しいのですけどね.


というわけで引っ越し早々いっぱいいっぱいです.とにかく自分があらゆることのボトルネックになりすぎ.

ICPC国内予選→熱海→マイアミ

昨日はドタバタして書けませんでした.


金曜はACM-ICPCの国内予選.自分が「危ないかな」と思っていたところを放置していたせいで多少のトラブル.反省.

それ以外は問題もなく盛り上がって無事に終了してよかったです.
10位以内に東大が4チーム入っていますが,「大学対抗コンテスト」の予選なので,同じ大学から通過するチーム数は複雑な?ルールで制限されます.東大の4チーム目は全体10位でも予選落ちです.20位を超えたくらいからは,「その大学で2番目」だと予選落ちになってしまいます.

公式twitterアカウントで気ままにリアルタイム実況していましたが,普通に見ていておもしろかったです.しかし,速いチームは7分くらいで1問目を解いていて,20分くらいで2問目も解いていました.このコンテストに特化してしまっているところはあると思いますが,それにしてもすごい.


さらに熱海に移動.用務後夜はいろんな人と飲んだりしゃべったりサッカー観たり.AM4時過ぎたあたりでさすがに寝ようと思ったら部屋に鍵かけられてしまい入れないという...

前回,前々回に続いてまたもや土曜用務の出張でした.帰りは行列のできるお店で桜エビのかき揚げを.前回も同じもの食べてますが.
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こだまでさくっと帰って夕方はまるまる睡眠.もうマイアミ現地時間(時差13時間)に対応済み.夜に起きてポスター資料作成&印刷.今回の出張はポスターの印刷がいるので,いつものように「飛行機の中で発表準備」では間に合わないことに直前に気づきました.


そんなこんなで今からマイアミに行ってきます〜

ACM-ICPC 国内予選

ACM-ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)の国内インターネット予選,ついに明日7/2金曜日です.

16:30の競技開始時から問題が公開され,順位もリアルタイム公開されます.どういう競技なのかは公式ページのこの辺に書いてあります.


自分がふと出てみたときは,東大内で上位なんてとれずにあっさりこの国内インターネット予選で敗退したわけです.「大学対抗コンテスト」の日本代表を選ぶ予選なので,全体の中での順位だけでなく大学内の順位も加味されます.まさか再度運営側としてかかわるとは思いもしていませんでしたが,入ってみると本気な人たちがよく見えて楽しいですね.


1000人くらいにメールを投げては帰ってきた配信エラーや問い合わせを一つずつ読み解く日々もあと数日で一段落のはず.まぁ12月に今度は物理的に集まって次の予選があるわけですが.


ACM-ICPC Javaチャレンジ

今日は一日,ちょっとしたプログラミング.「仕事」というわけでは全くないのですが,丸一日かけてしまいました...こんなに時間書けてやるつもりじゃなく,来週の講義準備も終わるはずだったのにそっちは手つかず.

でも,久しぶりに自由にコードを書いてすっきり.


まぁ何かというと,ACM-ICPC(大学対抗プログラミングコンテスト)の余興がらみです.


国内予選に先立ち,余興のコンテストが今日行われています.これからちょびちょびとリーグ戦の結果が公開されていき,来週国内予選の直後に決勝トーナメントが「放映」されます.詳しくはこちら

高等学校と高等専門学校と高等教育のカンケイ

今日から トップエスイーでの社会人向け形式仕様記述講義開始.自分の担当は7月中旬からなので今日は「いた」だけなのですが,相変わらず2コマやって22時前だと,「終わった後一休み」しているといつの間にか日付が変わってしまっています.


突然ですが,
  • 高等学校,いわゆる高校で行っているのは中等教育,特に中学校で行われるものと区別して後期中等教育とも言う.
  • 高校卒業後の大学,短大等での教育は高等教育.
  • 高校卒業後に通ういわゆる専門学校,厳密には専修学校のうち専門士の称号が出るものは,高等教育.
  • 高等専門学校,いわゆる高専は,中学卒業程度を入学資格とした5年制が主であり,実質的には3年間後期中等教育に該当するものを行うとともに,2年間高等教育を行っているようなものとも見なせる.ただ「3年+2年」という分け方には内部的になっていないだろうし,法的には高等教育機関という扱い.
・・・でいいのかな?

例のプログラミングコンテスト(ICPC)の受付締切が迫り,問い合わせをがんがんいただいているのですが,参加資格では「初めて高等教育機関に入学した時期」が問題となってくるのですよね.回答メールを書いていて,「文面から予測するに,この方のいう専門学校は,4年目から実質的に高等教育が開始されると見なせる高等専門学校のことではなく,中等教育を行う高等学校を出てから入学し高等教育を受ける専修学校のこと,かな」という,書き出してみたらとても合っているように見えない論理を整理.
ようこそ!
  • 累計:

中の人(石川 冬樹)

情報系研究所の准教授(32歳)
神田・神保町付近

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