うぃんつり3.1

情報系研究所准教授(32)のブログです。Twitter/Facebookができてからは、海外出張時における仕事外の話を書くだけの場になってしまっています。

博士課程

学振の季節

学振(優れた学生さんやポスドク向けの研究支援)申請の季節ですね.

まず「業績で通らん」とかそういう判断もあるかもしれませんが,博士課程の学生さんにはぜひ申請書の項目を見て,申請内容を考えてみて欲しいです.数分で適当に書き出しただけですが,下記のようなことを考えることは今後にとって本質的かと.
  • 「クラウド」だろうが「様相論理」だろうが「MDA」だろうが「QoS」だろうが,自分の対象分野,特に自身の寄与において本質的である概念や考え方を,端的に,どういう価値の達成を目指すものとして,どういう特性により定義するのか?
  • 自分の長期(数年程度)のゴール,トップレベルのゴールを何と設定するのか?特に,壮大な夢,野望は何であって,一方でその中で達成・評価可能なゴールをどう定義するのか?
  • その長期のゴールをどういうサブゴールに分解し,その必要十分性をどう説明するのか?
  • それらのサブゴールに対してどういう実施項目,アプローチを定め,その必要十分性をどう説明するのか?
  • 自分がこれまでやってきたこと,知っていることに基づいて,それらの実施項目,アプローチの遂行に自分が適していることをどう説明し,根拠づけるのか?
  • それらのゴール設定や実施アプローチにおいて,独自・斬新な点や,相乗効果による付加価値等,固有の魅力をどのように折り込み,どう前面に出していくか?
  • 以上を合わせ論理的に飛躍なく,説得力を持ってつながった全体像をどう描くか?
  • 描いた全体像をどう端的に図に示すか?
  • 描いた全体像をどう端的で,魅力と独自性が伝わる短い言葉で概説するか?
  • 以上のような知的作業をどのようにスケジュール管理し,系統的に,または思いつき次第で進め,まとめていくか?
  • 今後またこういうことをまとめるために利用するため,どういう素養を身につけておくべきか?どういう結果を残しておくべきか?

上記はごちゃ混ぜです.というのも,下記が混ざっています.
  • 自身の研究者としての固有の魅力,特性,位置づけ,方向性を決めること
  • 取り組みの企画を地に足が着いた,実現性に説得力があるものにすること
  • それらを的確に表現し他人に伝えること
  • こういったことを継続的にやっていく姿勢とプロセスを定めること

何にしても,そういうことに向き合うと,いろいろな難しさを思い知ると思います.「下手糞の 上級者への 道のりは 己が下手を 知りて一歩目」(by 安西先生)です.


偉そうなことを書きましたが,自分の学生時代は何も考えずただただぼんやりしていたので出していなかったりします.修論の内容で国内論文誌2本(それぞれ海外ジャーナル化)あったし通ったのかなぁ,とかふと思ったり.皆さんはちゃんと考えて生きましょう.

助教(笑)

自分で混乱してきたので整理.講師入れるとややこしくなるので省略.

あるべき姿(個人的に思うところ)
Professor→教授
Associate Professor→副教授とか?
Assistant Professor→助教授(これが素直な訳)
Research Assistant→助手

昔の過ち
Professor→教授
Associate Professor→助教授(←これが取り返しのつかない大間違い)
Assistant Professor→助手(←ここの境があいまいなのも間違い)
Research Assistant→助手

来年度からの法改正
Professor→教授
Associate Professor→准教授(うーん)
Assistant Professor→助教(笑)
Research Assistant→助手

助教(笑)にもしなったら,教えるけど授けない.

靖国メソッドの研究職への適用に関する取り組み

論文ネタで身悶える.けっこう厳しい感じ.8月頭の皮算用ではそろそろ1本だいたい書けてて,もう1本を書き始めている予定だったのだが,どっちもどちらかというと崩壊気味で,書き始めるにいたっておらず.月末にもう1本皮算用(しかも海外ジャーナル)してたのに...

いつ書き始めたって同じ.いつ書き始めたって〆切前日くらいに自分でダメだしして結局〆切日にどばっと書くんでしょ.(小泉首相風)

いや,そんなんじゃダメなんですが.

ノビタ.

3日前くらいに書いた国際会議の〆切が延びてた.出した人の話によると,メールが送れなかったらしい.500件越えの会議でなんで論文メールで受け付けてるのかな.そりゃ死ぬわな.しかし,延ばすなら普通〆切前に告知するもんだが...またさらに漂う適当感.

でもこれでシドニーに行く可能性が残った.12月はがんがん論文書かなきゃ卒業できない気もするけど,暖かい(暑い?)シドニーで快適に(?)書く,ということで.

過疎

来年度自分がどうしているのか,ということに関連した作業に取り組む.まぁ要は就職活動のようなもの.研究職は,組織の方針に従っての成果もまぁあるけど,基本的に自分の力,自分の成果で勝負なわけで,実際に今後5年間自分がやっていく研究テーマとかをアピール.今更ながら大変だなぁと思ったり.まぁ本当に大変なのは来年以降なんだろうけど.自己アピールとか一般的な抱負とかならまぁ別にって感じだけど,5年間の研究テーマとなると,さすがにそう簡単には書けないね.数ヶ月間日々考えるようにしてきたのだけど.

予備校は今日も誰も来ず待機のみ.去年のにぎやかさとの対比が...

28時からドイツ・イタリア戦なので帰ってとりあえずすぐ寝る.

えーと,何の日だっけ.

パリ時間で昨日の午後8時ごろ起きる.

...
もうパリ時間で形容する意味ないな.日本時間で午前3時ごろ起きる.今日はパリ出張の出発前日.っていうか論文誌の修正〆切日.ひたすら論文誌の修正.

午前6時ごろ,国際会議のアブストラクト登録が昨日〆切(タイムゾーンPST)だったことに気づく登録.3時間後くらいに見たら閉まってた.PSTと宣言しておいてGMTで切るとはひどくいやらしいな.

もちろん設定ミスだけど.後で見たら1日延びて復活してた.

去年この国際会議は〆切2時間後に打ち切られて出せなかった思い出があるんだよね.出しても通らなかった確信もあるけど.今年の〆切は,時差を考慮すると日本に戻る日の次の日.また飛行機勝負,といきたいところだが帰りはたいてい寝てるだけで着くんだよね...微妙...

研究所行ったらやっぱり画面が青かった.自分が使ってるときは普通なのに,家に帰ってからつなごうとすると落ちてる(2日連続)...誰かが自分がいないときにこっそりと衝撃を与えたりしてるのだろうか.

論文誌修正し続けて,途中で予備校はさんで,また修正.郵送で今日まで,なので直接郵便受けに明日の朝までに入れればいいかな.ある程度納得行くまで直そうとしたら結局終電までに終わらず.明日の飛行機は午前.もちろん荷詰めなんてやってない.うほっ.

明らかにスケジューリングがバカだな.

すんげぇ!

今日もオープンハウス.意外な会社の人が来てくださったり.あるゲーム会社の方だったのだけど,名刺にその会社ならではのキャラクターの絵とかがあるといいね.スマーティブ君とか入れるか?今日面識のある訪問者に「赤血球の断面」と言われてしまったけど...

終了後は長期出張に行く教授の壮行会.乾杯だけのはずがけっこうな時間いすわってしまった.粗相もしてしまった.

その後水道橋のバーの120インチの大画面で25時からワールドカップ開幕戦.自分らともう1グループで独占.試合はおもしろ.ドイツの1点目と4点目,あんなシュートされたらどうしようもないな.このレベルの試合毎日やるのか!

なお,このお店まだブラジル戦は10席くらい空いてるそうですよ!自分はそのときパリにいますがね.

大きくなったら今日くらいの画面で映画とかスポーツとか見れる部屋をもとう,と誓った日.

オープンハウス&研究室紹介

というわけで今日は研究所のオープンハウス.午前は準備.午後は抜けて研究室紹介のため東大へ.なぜか養老氏の講演があったのでオープンハウスは盛況だった模様.ちょうどその時間東大にいたので聞けず.研究室紹介は,まぁ予想通りとはいえちょっと寂しい感じ.さらに研究所に移動して研究室紹介の続き.そして夕方からオープンハウスにちらっと参加.

オープンハウスは,専門外の人も来てそういう人たちにそれっぽく説明するのは簡単.TVCMみたいなもんだよね.何だよ「9種類のアミノ酸入ってます」って.なんでその9種類なんだよ.量は適切なのかよ.がぼがぼ飲みすぎてもいいのかよ.他の食べ物とかの組み合わせはどうなんだよ.

が,もちろん同業者も来るわけで,なかなか.今は「自分1人で試行錯誤しながらテーマを組み立てていく」だけど,本当は「あるテーマで数年間予算を取って,それに対してグループを成果を出していく」なんだよね.数年後の周りの発展を予測してテーマや方向性を決めたり,前に出した成果や決定した方向性に対してうまく現状を見て方向修正したりしなければならない.毎年オープンハウスでは総務省の5年プロジェクトについて発表してるのだけど,今年は最終年ということで特に後者の難しさを痛感.あとは,グループでやることの難しさを最近は感じている感じ.

「やってはいけない」教訓

財布忘れた.

朝のうちに予備校教材追い込みして,オープンハウス(研究所の外部向け展示会)の資料作って,さらに飯食いながら歩きながら自分の研究の例を考える.例なんてもちろん決まってるんだけど,中間発表の状況に合わせたアレンジをしようかと.これが1ヶ月以上悩みの種.

昨日買った本を読めば読むほど心がぐったり.ここまでの過ごし方がすでに間違っていて,「今年はその就職は無理」という宣告に思えてきた.本に出ていた数々の教訓のうち守ってたの「教授と仲良く」くらいだよ(たぶん).ふと先人の業績をチェックしてみて,もっと心がぐったり.夕方いろいろ悩みながら無印クッションでゴロゴロしていたらうっかり寝てしまった.

はくし100人村の最後の8人にはならないけど.っていうか情報系ならつぶしがまぁ利くし.

そんなことより(?),オールスターの先行抽選に応募するの忘れたぁぁ.

読書

新宿で本買った.技術系の本は欲しいのがきりないし,研究所にあるのも全然読めてないのでやめておく.代わりに研究系の人の進路ナビみたいな本買った.バイオ系の人が書いてるので情報系にはあてはまらない話もあるけど,意外と面白かった.

ざっと読んでみて院生のための教訓を(今さら)得た.
・ 商売上,ヒドイ院生でも入学させるし辞めさせない,ということを認識せよ.
・ 博士生は長時間の肉体作業で博士号を取得する.
・ 研究者の理解がある人と結婚すること.
・ 先生に対し「最新分野の知識を示してあげて」「論文を書いてあげて」「雑用もしてあげて」修士・博士号をとるのだ.先生に奉仕するだけでなく,先生を指導するのだ.
・ 大学院では食べ物やとか塾講師とかのバイトをするな.だったら業績かせいでそれを元にもらえばよい.

さて,自分は今日も予備校教材作ってたわけだが.ついでに「オマケ話」用の数学雑学集買ったんだよね.いい加減1学期の分はもうケリつけないと.

本読んでたらいろいろ不安になってきた.予備校の方が稼げて若い子(?)が職場にいるし.
ようこそ!
  • 累計:

中の人(石川 冬樹)

情報系研究所の准教授(32歳)
神田・神保町付近

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