昨日は不覚にも,一通りの片付けと洗濯を終えた14時くらいから,午前3時くらいまで寝続けてしまいました.おかげですっきり.今日は早朝出勤で日常復帰.「(マイアミで)少し焼けましたね(仕事で行ったのに,いいですね)」というツッコみを受けるはずのところだったのですが,もう情報は出回っていて誰もそんな小さなところには触れませんでした.お昼は早速オードリーでスープカレー.


他の人に聞いたことも含め事件まとめ&振り返り.正確ではないかもです.
ニュース
CNNではほんのちょびっとしか出てませんでした.
原因
貨物室での煙検知?による緊急着陸ですが,実際には火事も煙も何もなかった模様.おしゃべりなCAさんの話によれば(人づて),「埃でもたまに反応しちゃうんだぜ」とのこと.えー.
動いたお金
おしゃべりなCAさんの話によれば(人づて),貨物回収に輸送機を基地まで送ったり,例の飛行機を検査のためアンカレッジからダラスに戻したり,なんだかんだで何百万ドルかかっているとか.
なぜアラスカ?
基地では貨物室を調べるにあたり,コンテナを引っ張り出すのに一苦労していた模様.専用の設備じゃなくて,普通のフォークリフトをうまく位置を合わせてやっていました.でも,コンテナを開けることはできない?のか,コンテナは島に全部置いて,乗客だけアンカレッジへ.コンテナを出すのにもっと時間がかかったら,その島に1泊する可能性もあったようです.東京じゃなくてアンカレッジに飛んだのは,たぶん荷物と一緒に入国しないと税関が面倒だから?通常の別送品の手続きだと,荷物の方が先についてないとダメで,荷物内の物品のリストも必要ですよね.この時点で東京に飛んでくれれば6時間とかの遅れで済んだですけどねぇ.
遅延時間
他の人に転送してもらった遅延証明書によれば,遅延時間45時間30分.遅延ってレベルじゃないんですけど.
緊急着陸先
もらったのは正確には「遅延・臨時着陸証明書」でした.「臨時着陸先SYA(Shemya島)」とちゃんと書いてあります.空港には3文字の略称がありますが(例えば成田はNRT),基地の空港でもちゃんとついてるんですね.臨時着陸証明って何に使うんでしょう.宿泊費とかの保険請求ですかね.でもそれだとアンカレッジの方を入れてくれないとダメなのでは...
Shemya島
臨時着陸直後に「ここはどこ?」「Shemya島です」ってやりとりがありましたが,もうそれどこっていう.産経さんの記事では「米アリューシャン列島」とありますが,それでもどこそれっていう.日付変更線が西側にひん曲がっているところ(アメリカの領土が諸島に沿ってカムチャッカの方へ飛び出しているところ)なので,冷戦時代はかなり重要な基地だったのかもしれません.この島に降り立つことは二度とないでしょう.「記念にあげるよー」とShemya島シャツをくれた現地の方もいたらしいです.
アメリカン航空
結局帰りは,マイアミからダラスの便,ダラスから成田への便,アンカレッジから成田の便,全部遅延(1時間,45時間半,2時間).皆さんがおっしゃるほど航空会社を気にしていなかったのですが,やっぱりダメだなぁ.日本人スタッフもいなかったので,緊急着陸時のアナウンスは大半英語のみ,たまにめちゃくちゃ内容がはしょられた怪しい日本語.緊急着陸後のタクシー中に,「消防車が,チェックしたら,大丈夫.」とだけ言われてむしろ和んでしまいました.

予定変更によりご迷惑もお掛けしていますが,なんだかんだで終わってみればいいネタになったし楽しかったという.ちなみに早速,緊急着陸呑み@東京に向けて動き始めています.ブラジル帰りの商社マン,コスタリカ観光帰りのお嬢さん,などなど,お世話になりました.