追記: Overture IDEの情報を求めて検索で来た方はこちらのページへどうぞ


今日はFM 2009(形式手法の国際会議)併設のVDM-Overture Workshopに参加.

いろいろなご縁があってトップエスイーという場にて企業の方々にVDMを教えているわけですが,産業界でVDMがそれなりに盛り上がっているのは日本だけです.まぁ,
・ VDM Toolboxというツールの保有,保守管理元がCSKさん.
・ Felicaという世界的にも代表的な適用事例がある.
ですからね.海外の人なんかと話していると,けっこう「え,なんで今さらVDMなの?」というコメントをもらうこともあります.

もちろん形式手法については,「使うべきところが使っている」「知っている人はよく知っている」のは海外でももちろんそうなのですが,最近の日本では,それ以外の人々の「何だろう」「知らなきゃ」的な興味も引いているところがあります.変な期待を持たず,「何のためにどういうアプローチをとっていて,何ができて何ができないのか」という原則を「なるほど」と実感してもらって,視点を広げるのに効いているならよいことだと思いますが.


それはともかく,せっかくやることになっていていろいろな労力をかけたからには,研究にも絡めたいし,コミュニティの動向も追いたいし,そもそももっともっと誇れるものになってくれないと困るので,2件発表を持っていって参加してきました.

去年このワークショップに出たときは,大丈夫かなぁ(内輪気味,「イノベーション」「科学的な基盤」「研究」が少ない)と思ったのですが,それでもトップ陣はさすがという感じですね.いろいろ聞いたり話したりできたし,こっちの話もだいぶインパクトを与えられたようでよかったです.なかなかお会いできない方々(日本人含む)といろいろお話しできましたし.


とりあえず「(CSKさんの)VDM Toolboxは3年ほどで駆逐」ということになるかどうかはともかく,Overture(EclipseベースのVDMツール)は思ったより進んでいたという印象です.個人的には,リソースの問題はありますが,科学的・技術的進化のポテンシャルは間違いなくOvertureの方にあると思っています.